bluesmokesilent

ある男の日常をジャズレコードとともに|4コマ+ジャケット模写| 4 panel comic inspired by JAZZ records|reproduction of album art with pen and ink

BLUE SMOKE SILENT|EP.33|C Jam Blues

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ソーッ...ソーッ.ソーッ.ソーッ.ドッという、エリントンによるとってもシンプルな曲。シンプルなものこそ難しい…かどうかは分かりませんが、容れ物としての大きさは感じます。もしも僕がジャズミュージシャンなら、この曲に関してはベースを弾きたい。気分良くウォーキングしながら、メンバーがどんなふうに疾走したり、宙返りしたりするかをニコニコしながら味わいたいです。エリントンもきっと笑顔。怒れるミンガスさんはどうだったんだろう?

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男が弾いていた曲のアルバム|Mingus at Carnegie Hall

Charles Mingus (b)
Jon Faddis (tp)
Charles McPherson (as)
John Handy (ts,as)
George Adams (ts)
Rahsaan Roland Kirk (ts,stritch)
Hamiet Bluiett (bs)
Don Pullen (p)
Dannie Richmond (ds)

Atlantic(SD 1667)
1974

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僕の妻と同じように、チャールズ・ミンガスも、基本的な態度として怒っている人だったようです。それが時として、音楽言語ではないノイズとして聴こえてしまうこともありますが、このアルバムを聴いた際に、彼が純粋に音楽的に何をしようとしていたかが分かりました。音楽には、時間芸術ならではの推進力のようなものが必要で、3要素(リズム、メロディー、ハーモニー)それぞれに貢献するのですが、ミンガスの場合は、その推進力を自身のベースから生み出し、メンバーの多様な音色を乗せていく、そうした点に本質があったように感じます。その本質は、彼の気質から生まれたものだったのでしょうが、どちらが人としての感情で、どちらが音楽の表現なのかが、分かりづらい憾(うら)みがあった気がします。妻よ…